「月を切り取るような繊細な意匠、四季折々の花が楽しめるここ百花山房は、築山を組み園路が林を縫い、湾曲した水路が流れる優雅な姿へと変わりました」。もとの百花山房は1930年に建てられ、1994年に現在の姿へ改築。青瓦の十字棟を持つ屋根が特徴で、四隅の軒先は空に向かって反り上がり、西を背に東を向いて建つ、三間の幅を持つ様式です。